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今年の冬は全般的に暖冬だったようで、全国的に豪雪もなく、近年にない穏やかな冬の日が続きました。
まだ老け込むわけではありませんが、年齢を重ねるにつれ冬の寒さは堪えます。
そこでできるだけ南の国で過ごそうと沖縄へ2度、バンコクへ2度 避寒滞在させていただきました。
バンコクへは当社社員希望者全員帯同し、お金はかかりましたが、社員に喜んでいただけてホントによかったです。
おかげで私も風邪も引かず極めて健康的な生活を送らせていただきました。
しかし、その間に長く介護施設で療養されておられた松井ひさの叔母さんが90歳で逝去されるという悲しい出来事もありました。
彼女は18歳で私の親父を頼って長崎県諫早より来阪され、戦中・戦後の混乱期に私たち家族と起居を共にし最も想い出が多く、芦屋の自宅や六甲花壇や疎開先の米谷村での出来事など走馬灯の様に想い出されます。そして名家・武庫郡芦屋村(現芦屋市)の村長松井吉右エ門家へ嫁ぎそれなりのご苦労があったように聞いておりました。
お通夜の席で私は親戚を代表し、名門松井家の灯を決して消さないようにお願いします。という意味の挨拶をさせていただきました。
近年少子化・晩婚が進んでいます。代々続いた家系を守り通すということは大変なことになっています。幸い松井家に心配はありませんが・・・。
経済的に成功を収めることより、家族・親族が多いということの方がどれだけ大切なことか、この年齢になって身に染みて分かるようになってきました。
フィンランドのように子供の養育費・教育費はすべて国が面倒を見る。その代り消費税が20数パーセント。という政策がうらやましく感じます。
我が国では子供手当てなど支給してもパチンコ代などに消えていると聞きます。
まだまだ日本は福祉後進国です。
先日は一般事務女子社員の中途採用の面接をさせていただきました。4名採用に対してどんどん応募があり、募集2日で打ち切りました。現在の中小企業で働いている女子社員の劣悪な労働条件にびっくりした次第です。早朝から晩遅くまで超過勤務手当なしでこき使われている実態を垣間見てしまいました。私も遊んでばかりでなく、彼女たちを一人でも多く採用し、働く喜びを分かちあえるよう77歳ながら頑張らんとアカン! と思った次第です。 |
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