平成27年5月1日  南淡路病院 託児所  完成

南あわじ市最大の医療病院施設・南淡路病院の付属施設として、このほど託児所が完成しました。
スペイン瓦葺き平屋建て78坪の純木造建築です。
平成医療グループの総帥である武久洋三理事長様から、約1年前に「横尾さん、この病院で働いている従業員のお子さんを預かる託児所を横尾さんにすべて任せるから、造って下さい。もちろん木造で、ですよ。」とお話しがありました。「ええっ、ホントですか?材木屋冥利につきます。一生懸命がんばります!」とお請けしたのでした。

それからは建物の全体像のイメージ造りに京都、神戸、阪神間の建物の見学ドライブが始まりました。
木造建築物の見本を観ていると、内装も外観もやや暗い感じのものが多いことに気付きました。
「よしっ、木をふんだんに使用しながら、外観も内装も徹底的に明るいものに仕上げるぞ!」とひそかに期するものがありました。
それに、「幼児が気持ちよく過ごせる空間を!」「安心して子供を預けられる安全な託児所を!」
武久理事長の「全国から見学者が訪れる位の高品質の託児所を!」等々考えながら進めさせていただきました。
構造材は米松とレッドウッド、特に8メートルスパン飛んでいるので化粧梁は米松集成材18センチX 80センチと構造計算以上の強固なものにしました。

外装はあくまで優しく白壁とスペインS瓦葺き、建物周囲にはベルギー製アンティーク煉瓦を敷きました。
内装はというと天井は吉野杉の赤身の節なし、横壁は吉野檜の赤身の節なしの厳選の無垢材を使用しました。
そして床材は高級床材で最大手メーカー・朝日ウッドテックの床暖の化粧突板張りフロアーを使わせていただきました。私が選定すると秘書の方の耳に入り、創業者の海堀寅一名誉会長がご高齢にもかかわらず、また土曜休日にもかかわらず、自ら営業社員と秘書の方数人を従えて、車椅子で待っていて下さり立ち会って下さったのには誠に恐縮しました。

南淡路まではドライブ方々10回ほど打ち合わせに通わせていただきました。淡路縦貫高速道路は平日は良く空いており制限速度100キロとあって、乗用車はみな140キロ、高級車は150キロ位は飛ばしていました。私も高速のドライブ感を久々に味わいました。

ということで、めでたく5月1日に引き渡すことができました。
工事関係のみなさま、材料供給のみなさま、そして武久理事長さま本当に有難うございました。


(施工例写真ご覧ください)→ こちらからどうぞ



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