平成26年7月7日  石原慎太郎 テレビ・インタビュー

最近低俗番組ばかりでテレビ視聴の時間がグッと少なくなってしまいました。
そんななか、今日はキラリと光る番組に出会いました。
BS日本テレビ放送の報道番組で「石原慎太郎氏に聴く」という番組でした。
かねがね、この石原慎太郎という男の歴史観、世界観、人生観はなんと広く、奥深い! と尊敬していました。東京都知事を辞して、橋下大阪市長の大阪維新の会にすり寄っていったので、石原慎太郎もこれまでか! と思っておりました。
この番組では病が癒えたのか随分元気そうにまた往年の持論を展開してくれていました。


石原氏の主張は

(1) 集団的自衛権の行使容認は当たり前のこと。
日本の国を日本国民が守らずして誰が守ってくれるのか。
オバマ大統領はもうすでに「アメリカは世界の警察ではなくなった。」と世界に向けて演説しているではないか。
今まで湾岸戦争・イラク戦争に参戦したのはアメリカが巨額の利権を持っていたからその権益を守るためで、他の国の利益のために戦争したのではない。
いずれは日本国憲法も根本的に変えるべきである。

(2) このままの状態であればいずれ中国は日本を攻めてきて、日本を属国とするであろう。
中国は覇権主義国家である。
自分はチベットのダライラマとも個人的に親しいが、中国がチベットを属国にしてしまったのは、或る日突然ではない。徐々に勢力範囲を広げていったのである。
日本でいえばその突破口は尖閣諸島であり、その次は沖縄である。
まだ中国海軍も空軍もアメリカや日本に較べ軍事力不足している。
中国空軍基地から尖閣諸島や沖縄への航空機飛行距離が600キロ以上あり局地戦ではとても戦えない、ということで中国はもこれ以上仕掛けられないでいる。
大戦は小さな局地戦から始まる。初めから大きな戦争は起こらない。
今のうちに日本もしっかりした防衛力をつけることである。もっと防衛予算をつけるべきである。日本には防衛力を高める技術力も開発頭脳も持っている。

(3) 中国国内ではインターネットも発達し、貧富の格差や汚職など中国国民も目覚めてきている。いずれは内部崩壊が起きるのではないか、と自分は考える。

(4) 今の日本の若者は可哀そうである。生まれながらにして、持てる者と持たざる者の格差が開いてしまっており、若者が夢を持てなくなっている。若者の死亡原因の第一位が自殺とは悲しい国である。自分はこれを何とかしなければならないと考え、維新の会橋下と袂を分かち、新党「次世代の党」を立ち上げた。

(5) こういう希望のない格差社会にしてしまった主犯は小泉であり、竹中である。
(この点は特に私も同感です。金融機関の自己資本比率や不良債権比率をアメリカンスタンダードに合わせるという名目でバブル崩壊から立ち直ろうとしている日本企業や金融機関を片っ端しから倒産させたり、不良債権として保有資産をバルクセールと称して外国企業にのみ投げ売りさせたりしたのが、小泉・竹中です。日本のゴルフ場も結局ほとんどアコーディアなどゴールドマンサックスなどに二束三文で叩き売りさせました。日本から巨額の財産が吸い取られてしまったのです。
また、労働者派遣会社を成長させる政策により、企業も安易に派遣会社頼みとなり、勤労者に会社への帰属意識もなくなり、若者が夢も希望も持てない社会にしてしまいました。)

(6) 中国抜きでは日本の経済は成り立たないのではないか? の問いには明確に「そんなことはない。辛抱するんですよ」




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