平成25年2月17日  久し振りのタイ・バンコク旅行記

  依然厳しい寒さを逃れるため、2月12日から15日まで短期間ではありますがバンコクへ旅してまいりました。
ロータリー仲間のN氏、それにもう20日間位長期滞在しておられるS氏夫妻と合流、四人の滞在となりました。
大阪は依然酷寒というのに、バンコクに降り立つと気温は34度、カラッとしており、肌の毛穴が心地良く開きました。

昔訪れた当時のお粗末な空港は超近代的な空港に生まれ変わっていました。デザインが関西空港と似ており、ひと回りもふた回りも大きくした感じです。空港から街の中心部まではタクシーを利用、高速道路もできており、途中多少の交通渋滞もありましたが約40分でホテルに到着しました。

さて、今回のバンコク訪問の目的は無論寒さで制御不能になる、私の体調維持のためが最大目的でしたが、昔訪れた1980年前後のバンコクとどのように変わっているのか大いに興味があり知りたかったことも大きな理由です。



  (1) 交通事情
電車、モノレール、それに空港と市内に通じる高速道路もある程度は整備されてきたようですが、バンコク市街地の交通渋滞は以前にも増してひどくなっております。
特に夕方は車が全く動かない大渋滞が慢性化しています。
こんな状態なのに道路工事している光景は見当たりません。こんな交通事情にも拘らず市内中心部には高層ビルの建設工事が乱立しています。
この国の政治家も官僚も何を考えているのでしょうか?
車だけは昔のポンコツ車から日本製のトヨタ、ホンダの新車に変わっていました。
タイも相当裕福になったものと見受けられました。
 


  (2) ホテル
以前はバンコク・オリエンタル・ホテルを常宿としておりました。このホテルは世界ホテルランキング第1位の格調高い最高級ホテルです。
今回は一泊一万円強の「ターミナルホテル21」という実用的なホテルに宿泊しました。地下にはスーパーマーケット、ショッピングセンターがある実に便利なホテルでした。
部屋は2LDK・約70平方米はあろうかという広さにキッチンが完備されて長期滞在には誠に便利そうなホテルでした。
ホテルの部屋には2台の大きな薄型テレビが備え付けられていました。韓国のサムソン製です。ボヤっとして、あまりにも映りが悪いのでホテルマンを呼ぶと、「これはサムソン製だから仕方がない」という答えが返ってきました。

私にはお馴染みだったバンコク・オリエンタル・ホテルへは昼食バイキングを食しに行きましたが、ホテルそのものは昔のままでしたが、食事やラウンジに来ている客で大混雑しており、昔ののどかな雰囲気は消えてしまっていました。
 


  (3) 食事
専ら本場のタイ料理を・・・! と昔、昼も晩も通ったタイ料理店「T・ポチャナ」というレストランを・・・と願ったのですが、予約や交通渋滞の関係もあり、到着日にはその娘さん夫婦が開店した同系列の「T・ポチャナ」 2-662-2247へ連れていっていただきました。そしてお目当てのメニュー「炒空心菜(くーちんさい)」「烏賊リング揚げ」「トムヤンクンスープ」「カニ&ビーフン煮」「カニwithカレー煮」「あさりのスープ煮」を注文しました。
「空心菜炒」と「トムヤンクンスープ」は「さすがにおいしい!昔のまま!」と感激したのですが、「カニ&ビーフン煮」や「カニwithカレー煮」はどうも昔の味と違う! と感じながら賞味させていただきました。
二日目は同行のNさんお勧めのタイ料理店「SOMBOON SEAFOOD」へ行くことになりました。この店は小泉元首相が首相時代に訪れ「ここは最高に旨い!感激した!」と言ったことから評判に拍車をかけ、夜9時になっても予約も取れず、仕方なく夜9時半ごろ訪れたのですが、300人位収容するフロアーが三階まであり、何れの階も客でいっぱい。順番待ちの客で溢れ返っており、客の騒がしい声と熱気で異様な雰囲気を呈していました。今や同規模の支店舗が四つもあるとのこと、どれもこのような客入り状態とのことでした。
そして待つこと半時間、やっとテーブルが与えられ、昨日と同じメニューに加えて「活小エビの蒸したて」を注文しました。これだけの客をさばいているので美味しいはずがない! と思って料理を待っていましたが、やはり大量生産方式の調理でしょうか、味にコクがなく、Nさんも「うーん。もう一つやなぁ!」とうなっていました。
そして、三日目の夜、お目当ての「T・ポチャナ」本店2-247-1061を訪れました。初日、二日目と全く同じメニューを注文しました。出てくる料理の味は昔と全く同じもので、思わず「ウーン! 美味しい! これを食べに大阪から来たんや!」と叫んでしまいました。
この店は昔は卸売り市場の傍にあり、バラックのような建物で辺りには乞食や野良犬がうろついているような場所にありましたが、現在は移転し、小奇麗なタイ料理店になっていました。昔調理してくれていたご主人は健在でご夫婦で私達を歓待してくれました。

こんな具合で毎日タイ料理をお腹いっぱい食べるものですから、朝食はホテル地階のスーパーマーケットで買ったオレンジやマンゴ、それにドリアンを少し。
昼食は二日目だけはNさんお勧めの「バンコク・オリエンタル・ホテルのバイキング」を食しに参りました。ここはさすがに最高のランチでした。
あとは昼食も抜いて健康維持に努めました。
 


  (4) マッサージ
タイはタイ古式マッサージが有名です。部屋は多少不潔感ありますが、一時間3000円位で、マッサージは良く教育されて上手でした。この評判のマッサージ店KING’S BODY HOUSE 02-632-8169も日本人客で溢れていました。
 


  (5) ゴルフ
もっぱら長期滞在中のSさんがメンバーのタイで一番格式のあるゴルフ場・ナワタニゴルフコースでプレーさせていただきました。ホテルから45分。ロバート・ジョンズ・Jr 設計の素晴らしいコースでした。
昔は一人のプレーヤーに3人のキャディがついたのですが、今は一人のプレーヤーに1台の電動乗用カートとキャディ1人がつきました。
プレーの途中、コース内には炎天下で草抜きしているおばさんたちが散見されました。そのおばさんたちにも、少額ずつですがチップを差し上げながら廻りました。
その度に四人のキャディさんは一斉に大声で「やさしいッ!」日本語が達者です。
 



  今、日本企業は尖閣諸島をめぐる問題で対立関係にある中国から生産拠点を中心に軸足を東南アジア諸国に移行しようとしています。
タイは無論のこと、ミヤンマー、ベトナム、ラオス、カンボジア、インドネシア、インドなど・・・その中継地点になっているのが昔からタイ・バンコクです。
日本にとってバンコクという都市はますます重要な拠点都市となっていく気がします。
日本人に対する国民感情も良いし、すべての人が両手を合わせてお辞儀をする礼儀正しい国民の住む国です。
日本の資本と技術でインフラ整備の手助けをする必要があるように思いました。




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