平成24年6月8日  KOKIA コンサート HISTORY

日本人歌手でありながら、日本より海外でブレイクの人気歌手KOKIAさんの日本での2012年コンサートツアーが東京国際フォーラムで2回と大阪・サンケイホールで1回開催されました。

KOKIAさんはクラシックの声楽を専攻していただけあって、歌唱力が抜群で、「知る人ぞ知る」隠れた人気歌手です。
アテネ・オリンピック開催時の、日本選手公式応援歌「夢をかたちに」は彼女の作詞作曲・歌唱の歌でした。
テレビでは「題名のない音楽会」に出演したり、コマーシャルのバックミュージックも彼女の歌が流れています。
彼女のコンサート・チケットはなかなか取れないことでも有名です。
ファンクラブもあり、わがフヨウプレカットの独身社員も、数人は彼女のファンクラブに入会しているようです。

私は縁あって、彼女のコンサートには何度か寄せていただいております。
彼女は最初から最後まで舞台の上では裸足です。
そして彼女の歌も彼女の声も彼女の姿も、神秘性を感じさせます。
低音から高音そして超高音まで変幻自在に声を操ることのできる数少ない歌い手さんです。

もう数年も前のことですが、初めて彼女の歌声を聴いた時には、
「何?! この歌手は!・・・」と私は震えるほどの衝撃を受けたのを覚えております。
真っ暗なホールの中、スポットを浴びて、右手を高く上げ、天を仰いで歌い上げる「カッチーニのアヴェマリア」は生涯忘れることが出来ない場面で、今でも鮮明に蘇ってきます。


さて、今回のコンサートツアーも東京(東京国際フォーラム1500名収容)2回、大阪(サンケイホール900名収容)1回の公演でしたが、チケットはどちらも発売開始5分で全席完売となってしまった、という凄い人気でした。
開演40分前に会場に参りますと、コキアさんグッズを買い求める客の二重三重の輪でごったがえしていました。

開演になりますと、客席は超満員。割れるような拍手のなかKOKIAさんが登場。
可愛い乙女から大人の色気ででも魅了する女性歌手になっていました。
今回の衣裳は天使をイメージした袖にひらひらのついたロングドレス。
天を仰いだり、うずくまったり、身振り手振り入れながら、あるいは飛び跳ねたり、以前にも増して成長したKOKIAさんでした。
早口の低音で呪文を唱えるような歌いぶりの時は、古代邪馬台国の卑弥呼の生まれかわりか! と想像してしまいました。
また伸びやかに声量いっぱいの超高音の声は相変わらずとっても魅力的でした。
低音から超高音まで、まさに変幻自在の歌いぶりでした。

午後7時から始まりアンコール、アンコールの拍手が続き、終了したのが午後10時半。
実に3時間半(休憩15分ありましたが)歌、歌、歌の独演、でした。



  すのあしの をとめのうたに こころうち 浮世のことの ちひさきおもふ



  すのあしで 神のみ声か すみわたり われききいりて ものおもひやまず



  汝がうたふ その言の葉の ふしぶしに きみのこころの やさしさをしる



  たひまつの あかきほのほに てるきみは 音のわたみに 身ゆだねうたふ



  すのあしで 天仰ほぎつつ うたふきみ かみのつかひと われは知りたり




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