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阪神百貨店元会長兼社長・サエグサ研究所・三枝輝行 社長を囲む会(参加者9名)が京都の花街のひとつ、先斗町で開催されました。
午後4時から鴨川をどり鑑賞ということで先斗町・歌舞練場へ。まず芸妓さんが点ずるお抹茶を頂いた後、観客席につき、鴨川をどりを鑑賞しました。
「どうせ芸妓さん、舞妓さんの発表会みたいなもんやろ!」とあまり期待もしていませんでしたが、どうして、どうして本格的な舞踊劇で、私たち観客を魅了しました。
先斗町の舞妓さん、芸妓さんのこの伝統ある「鴨川をどり」に対する思い入れ、「芸」に対する真剣な姿勢が反映され、深い感銘を受けた次第です。
また、意外にも(失礼!)豪華絢爛な衣裳にもびっくりした次第です。
前半の第一部は長唄の地方さんが少ないからか、テープ録音だったのが残念でした。
若い舞妓さんがけなげに一生懸命に演じてくれるので、最後には目頭が熱くなってしまいました。
鴨川をどり鑑賞後、われわれ9名は先斗町のお茶屋「桝之家」に。私以外の8名には馴染みのお茶屋さんらしいです。特に三枝さんがお気に入りの「桝之家」さんです。
そもそもお茶屋さんというのは、客人として足を踏み入れるのは何処のお茶屋さんに行ってもいいのですが、自分の行きつけのお茶屋は一軒に決めなければいけないしきたりがあります。
そして、お茶屋さんとそれなりの交流が始まり、催し物の切符を買ったり、ご祝儀を差し上げたり、たまには食事に呼んだり・・・とお付き合いも大変そうです。
それで、私は若い頃からお茶屋さんのホームグランドは作りませんでした。財力もないからです。
お茶屋さんで食事するわけですが、お茶屋さんは料理屋さん・仕出屋さんから料理を取ります。今回は有名な料亭「たん熊」さんからの料理で私には高級過ぎると思いながら、おいしくいただきました。
勿論、芸妓さん舞妓さんも数人来ていただき座を盛り上げてくれました。
地方さんが居なく、この席での踊りや唄はありませんでした。
市笑さん、市和姐さん、市福さん、市楽さん、千鶴さん、それに「桝之家」さんの女将さん、若女将さん つきっきりのおもてなし有難うございました。
私はこの「桝之家」さんに詳しい歯科医の中西先生に「これ、こんなにもてなし受けて、ちょっとチップ包もか?」「いや、チップ心配要りません。『桝之家』さんがひまなとき、電話かかってくるので、そのときは行ってあげてるのです。横尾さんもたまには付き合って下さい。」
チップ包んでる方が安上がり!・・・と思いながら、桝之家さんを辞しました。
ところで、「鴨川をどり」の出し物は・・・。
前半の第一部はやはり今年のNHK大河ドラマ平清盛にちなんで平家物語の中から・・・題して「源平雪月花」。
もちろん、建礼門院と義経の恋なども全くの作り話です。
第二部は京都春宵と題しての踊り。誠に艶やかでしばし浮世の雑事を忘れさせてくれました。
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