平成23年6月18日  柿木功大阪音楽大学教授退任記念コンサート

テノール歌手 安川忠之さんから「私も出演しますので・・・」とチケットを送っていただいたので家内と一緒に会場・いずみホールへ鑑賞に行ってまいりました。

柿木教授の名前は聞いたことありますが、関西歌劇団の理事長で、有名らしいです。

会場はほぼ満席の状態でした。見渡したところ、お弟子さんや教え子家族が多いのかな、と思いました。

もちろん、今回の出演者は教え子さんばかりです。

そして伴奏は延原武春氏 指揮のテレマン室内オーケストラ。

演奏トップバッターはまず折笠舞さん。 ‘道化師’ より「鳥の歌」。多分在校生を代表しているのか歌もうまいし、美人それに華もあります。それに一番高価そうな華やかなセンスのよい衣装でした。これから関西を代表する歌手のひとりになられる! と思いました。

前半最後には柿木功さんみずから娘さんの中塚奈美さんとオペラ ‘リゴレット’ より「父娘の二重唱」を歌われましたが、柿木さんの歌は教授だから上手いに決まっていますが、まさに年老いて公爵の身勝手な行動に従わざるを得ないジルダの父親リゴレット役がぴったりだと失礼ながら思いました。

ジルダ役の娘さんの中塚美奈さんもお父さんに特訓を受けているだけあって本当に上手でした。

それにしても、いつも思うのですがヴェルディの歌劇で歌われる二重唱や多重唱は、それぞれの役柄の歌手が、その役柄の思いを異なったメロディーで勝手に歌うのですが、それが妙に調和がとれていて、効果的に私たちの心をとらえてしまいます。素人の私には不思議です。

後半では木本憲子さんのドヴォルザークの ‘ルサルカ’ より「白銀の月」。

誠に静かな名曲で、私はいつも就寝時にipodで聴きながら、知らぬ間に眠りについてしまっている曲のひとつです。木本憲子さんがみごとに観客をひきつけて、静かに歌いあげてくれました。

いよいよ安川忠之さんの登場。プッチーニ ‘マノン・レスコ’ より「なんとすばらしい美人」とレハール ‘ほほえみの国’ より「君はわが心のすべて」の2曲を歌ってくれました。

安川さんのメールでは ‘楽しんで歌いました!’ と書かれていましたが、彼の人柄か、寸分の狂いもなく、丁寧に丁寧に歌われたと素人の私には感じました。

歌い終わったとき、2階席にいた私は拍手とともに大声でブラボー! と思わず叫びました。そしてテノールの小餅谷哲男さん。ドニゼッティ‘愛の妙薬’より「人知れぬ涙」とプッチーニ ‘トスカ’ より「星は光りぬ」。さすが関西の第一人者だけあり、名曲を朗々と歌いあげてくれました。

最後にまたまた柿木功教授が登場し、ヴェルディ ‘マクベス’ より「年老いし時」。これもぴったりのはまり役! と感心して聴かせていただきました。

多くのお弟子さんに囲まれてこんな盛大なレベルの高い記念演奏会を開催できるなんて、柿木先生はホントしあわせな男だと思いました。

主な出演者は折笠舞さん、大崎友美さん、岩崎慎也さん、上羽良太さん、河野佳子さん、木本憲子さん、中塚奈美さん、印藤美江子さん、井原秀人さん、安川忠之さん、小餅谷哲男さん、でした。



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