平成22年8月31日  昔の夏と今の夏

今年の夏は最高に暑いですね。私も71歳になりますがこんなに暑い夏は初めてです。
私の子供の頃というと戦時中および終戦直後ですが、よく芦屋浜に毎日海水浴に行きました。またあちこちの邸宅の門のペルを鳴らして庭に入らしてもらい、蝉とりを(あわよくば、その家のおばちゃんにおやつを)したりして遊んでおりました。その頃は30度を超えれば「暑い!」、いくら猛暑でも33度まででした。60年前と較べれば5〜6度は確かに違います。

その代わり現在のようなエアコンがありません。窓を開けっぱなしにして扇風機で昼も夜もしのいでおりました。夕方になると仕事を終えてそれぞれの家族が道端に縁台を持ち出し夜遅くまで涼んでいました。そこでご近所の人々同士や家族同士のコミュニケーションがとられていたのです。今のように、近所にお住まいの方を知らないというようなことはまったくありませんでした。

それに毎年9月初めともなれば台風が次から次へとやってきました。台風が通り過ぎた後は本格的な秋の訪れを感じましたが、ここ2〜3年は台風も減ってきましたね。

それにこんなに南が降らなかったら街の植木も枯れてしまいます。空に雲が出たら飛
行機でそれを雨粒に変えることぐらいできないのですかねぇ。昔はヨウ化銀か何かを撒いて雨を降らす実験をよくやっていましたがぁ・・・今はどうなっているんでしょうか???
日本も科学技術が優秀なのですから、やってきた雲を雨粒にして降らせる位の科学技術は出来ないんでしょうかねぇ? どなたか教えてください。

それにしても白砂青松の芦屋の浜周辺の変貌ぶりは目を覆うばかりです。海岸に幅数百メートルに及ぶ帯状の松林は見事に跡形もありません。あれだけ自然の風情のあった芦屋海岸は、無惨にも埋め立てられマンション群や新興住宅団地に変わり果て、もはや昔の面影を見出すことができません。

    まなかひの  芦屋の浜は  変はり果て
          わが遊びし日  偲ぶすべなく

    むかしわが  かよひしうみの  おもかげを
          もとめてきかむ   きしのしほのね


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