|
一般家庭では通常3〜3.5kwの太陽電池が設置されます。現在価格は1kw65万円ですので3kwを改置すると205万円設置費用がかかります。
これに対する補助金は経済産業省の外郭団体J-PECからkw当たり7万円補助が出ます。
他に地方自治体から例えば西宮市では最高10万円の補助が出るようです。
年間の出力電気量はメーカーによって差はあるものの、概ね出力の1000倍、3kwでは年間3000kw発電することになります。
電力会社への家庭からの売電はkw48円(現在一般家庭の電力代はkw当たり24円)。
従って3kwの太陽光発電を設置すると、設置費用205万円、補助がkw当たり7万円で21万円。それに地方自治体からの補助金最高10万円を差し引くと設置費用174万円。
電力会社への売電年間3000kw × 48円 = 147,000円が売電金額です。
従って174万円の設備で毎年147,000円の売上、11年10ケ月で償却できることになります。
さて、一般家庭で今現在取り付けた方が得なのかどうか? もう少し待った方がいいのか? 議論の分かれるところです。
現状各メーカーとも2〜3ケ月の受注残を抱えているようです。
現在、各メーカーは10年の品質保証をつけて販売しております。
最近では設置後4〜5年で有償(20,000円)の定期点検を実施することとしているようです。
今後政府は太陽光電池のコストを1/2に引き下げる目標を掲げているようです。
また現在シリコンを強化ガラスで覆っていますが、これが重量もあり高コストの一因
とも言われ、各メーカーは低価格の軽量化された樹脂、フィルムなどの開発を急いで
います。
強化ガラスは、15年の耐用年数を謳っていますが、実際には強い太陽に照らされている面が長い年月に耐え得るかどうか、疑問の残るところでもあります。
今後、設備コストを引き下げるか、電力会社への売電価格を引き上げるなどにより、償却期間の短縮をはかることが待たれています。
|
|