|
「ウーンなるほど。処世術としてそうだなあ。」と言うことになるのですが、悲しいかな、私は、大成功をおさめた人よりも、今苦しんでいる人。大成功したが一転奈落の底に突き落とされたような人。少なくとも一度どん底を経験している人の方が好きです。 彼らには人間としての魅力があります。優しさや思いやりがあり、謙虚さがあり、明るさの中にも哀しさや淋しさを兼ね備えています。他人の心がわかっているように思えます。
勿論大成功をおさめておられながらも、なおつつましやかで謙虚であり、敬して止まない人格の方も私のまわりにはたくさんいらっしゃいますが… 私の人生は若い時から一貫して“弱きに付き、強きに立ち向かう”人生でした。今もそうです。損得で動くのがいやで、運に恵まれた人にすり寄っていく人を見ると気分が悪くなりました。私の人生はこれで今まで随分損をしてきたように思います。
それでも一方では、良き友人には恵まれてきたように思います。また良き
お取引先、良き社員にも恵まれてきたと思います。有り難いことだと日々感謝しております。
これからも良き友人、良きお取引先、良き社員に恵まれますよう…、それにはまず自分自身を磨くことからだと自戒しております。 私は今後もあまり“運”にとらわれずひたすら“愚鈍”に生きていこうと思っています。
世の中には鳩山由紀夫首相のように、お母さんから毎月1500万円ずつおこづかいをもらいながら、もらっていることさえ全然知らなかった、という運の強い人もいますし…。
|
|