平成25年12月10日  松村美博 常務を悼む


フヨウプレカット株式会社 社長 横尾正治

去る平成25年11月5日に我社の貴重な人材でありました松村美博常務が満61歳の生涯を終えました。生前にいただいたご芳情ならびにお通夜、ご葬儀にいただいたお悔やみや励ましのお言葉にあらためて御礼申しあげます。彼は平成元年に入社し、富洋木材宇都宮営業所の副所長、所長を約7年務めたあと、フヨウプレカットのプレカットの業務についていただきました。約一年の工場勤務のあと、営業を担当するや、いままで培ってきた木材の知識に加え、建築に対する旺盛な知識欲で得意先からも厚い信頼をいただくようになりました。また、彼の交友関係についても、幼友達、夙川テニス倶楽部のテニス仲間、三田ゴルフクラブのゴルフのお友達などなど、私も紹介してもらったり、ゴルフもさせていただいたりしましたが、素晴らしい方ばかりでいつもうらやましく思っておりました。これもすべては彼の人間性の素晴らしさではないかと思っております。自分は生来の営業マンだとつねづねいっておりましたが、相手の思っていることを先回りしたり人の世話をすすんで買って出たりするそばにいると非常に頼りがいのある人物でした。

平成24年の春ごろから、彼の体調が外目でわかるほどおかしいと思えるようになり、検査をすすめましたが、信じられないような報告をうけました。平成24年5月19日に自宅の近く病院の検査報告で彼から直接報告をうけました。 “ 病名は大腸ガンです。肝臓に転移しています。肺にもすこしとんでいます。抗がん剤治療を2〜3週間おきに行います。月末の週に一時退院してもらって、一回目の抗がん剤治療をそのころおこないます。病状は完治しないものと思ってください。状況がよくなれば大腸の手術をおこないます。但し期待はしないでください。アベレージの余命は2年です。” というものでした。兄二人となんとかして最善を尽くそうということになり、大阪市内の病院で緊急手術をしていただきました。術後の経過は順調に回復してアバスチンというクスリの化学療法もよくきいているようでした。今年の春先からはゴルフもできるようになり、1月25日からの八重山諸島への社員旅行も同行し小浜島で一緒にゴルフもできるぐらい回復し、週1〜2回の化学療法以外の日は出社できるようになりました。今年の7月か8月ころだったと思いますが、急に手に力が入らないという症状にみまわれ、病院がアバスチンの投与をとりやめ新しいクスリにきりかえることになりました。しかし実際はその答えは難しく、次のステップにはなかなか至らなかったようです。その間に体力を消耗して帰らぬ人となりました。残念でなりません。今後は私以下、他の人員が彼の穴をうめて、お得意様のご要望にお応えしていく所存であります。



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